がんと付き合うために

がんの種類

小児

小児脳腫瘍は、成人と比べて種類や部位が異なるので、その経過も異なります。成人の大半が大脳に発生するのに対し、小児脳腫瘍は約半数が小脳や脳幹などに発生することから、脳脊髄液の通過障害による水頭症が起きやすいと言われています。

小児脳腫瘍で最も多いのは、小脳で発生する良性の星細胞腫で約2割を占めます。他には、悪性の髄芽腫や胚細胞腫、良性の先天性頭蓋咽頭腫、上衣腫などがあります。網膜芽細胞腫は、眼球の網膜から発生する悪性腫瘍です。これは乳幼児に多い癌とされていて、出生児の15000人に1人の割合で発症しています。

乳幼児は、まだ目がよく見えないので、その状態を伝えられないので、発見時には進行しているケースが考えられます。 小児白血病は、小児癌のうち約40%を占めています。また、その小児白血病の約70%は急性リンパ性白血病(ALL)で、約25%が急性骨髄性白血病です。

ALLの治癒率は、70年代に10%台でしたが、現在では80%台になっています。しかし、同じ治療を行っていても予後は異なることがわかっています。例えば、発症年齢が1歳未満と10歳以上では、1歳から9歳の間に発症した人より治りにくいと言われています。これらを予後要因と言います。この、予後要因を解明することによって、白血病の小児を同じ治療法を用いなくてよい、と言うことです。

小児骨肉腫は、子供の骨に発生する悪性腫瘍の中で最も多い癌です。しかし、年間150人くらいで、非常にまれな癌ですが、中学から高校くらいの、すなわち10代の思春期に発生しやすい癌と言えます。