がんと付き合うために

がんの種類

骨、筋肉

骨格(骨組み)は、200以上の骨で組み合わされています。それぞれの骨を筋肉や軟骨やじん帯でつなぐことにより、内臓を守ったり、身体を動かしたりします。身体の表面(皮膚)や内臓を作る組織である上皮組織に発生する悪性腫瘍を癌と言い、骨や、骨以外の筋肉、脂肪などの軟部組織に発生する悪性腫瘍を肉腫と言います。

手や足、脊椎、骨盤等の骨に発生する悪性腫瘍を悪性骨腫瘍と言います。これには、骨自体に腫瘍が発生する原発性悪性骨腫瘍と、骨以外で発生した癌から骨に転移した続発性(転移性)悪性骨腫瘍とがあります。

軟骨肉腫は、30歳より上の中高年者に発症の多い悪性骨腫瘍のひとつです。大腿骨や上腕骨の近位部のほかに、骨盤や肋骨等の体幹で発生が見られます。 軟部肉腫は、身体の軟部組織で発生した肉腫(悪性腫瘍)のことです。日本では5万人に1人くらいの低い発症率の腫瘍です。この肉腫の種類は30種類以上もあり、平滑筋肉腫、悪性線維性組織球腫、脂肪肉腫などが発生率の高いものです。

悪性線維性組織球腫は、リンパ液や血液に乗って他の部位に転移することがあります。軟部肉腫の中では発症率が高く、50歳代以上に多く見られます。部位では、大腿部に多くの発生が見られ、尻や腕、肩、体幹にも発生が見られます。痛みがほとんど無く、腫れやシコリとなって初めて気づきます。時には大きくなった腫瘍が神経を圧迫して痛み出すとか、関節が曲がらず座れなくなることがあるようです。

まれな癌のため、正確な診断や治療は専門医で行うことが必要です。