がんと付き合うために

がんの種類

口、のど

口の中で発生する癌の約50~60%が舌癌です。舌の前3分の2と、舌の縁や裏面に発生する癌です。舌癌は男性に多い癌で、50歳から70歳代に多く見られますが、50歳以下が25%を占め、30歳代以下でも発症する場合があります。

原因は明らかではありませんが、タバコやアルコールなどの刺激や、歯並びの悪さとか、合っていない入れ歯や虫歯といった刺激が舌癌に関係すると考えられています。ヒトののどは咽頭と喉頭とに分かれます。

咽頭は鼻腔の奥から食道までの部位で、上、中、下の咽頭に分かれています。咽頭癌はそれぞれの部位に発生し、別々に診断、治療します。上咽頭癌の原因は、遺伝やある種のウィルスが関係していると考えられていますが、まだ解明はされていません。この癌は若い人にも症例の多い癌です。

中咽頭癌と下咽頭癌は、タバコや多量のアルコールにより癌の発症率が高まると考えられています。どちらの咽頭癌も50から60歳代に発見されることが多く、男性に多く見られます。また、女性では貧血症の方に下咽頭癌が見られることがあります。喉頭は、甲状軟骨の先端、いわゆる「のどぼとけ」に囲まれた部分です。粘膜に覆われていて、この組織に癌が発生すると喉頭癌ということになります。

喉頭癌の発症は男性に多く見られ、50から80歳代で急増しています。タバコによってリスクが高まることが知られており、発症者の9割以上が愛煙家です。癌が発生すると、声が嗄れたり、血痰が出たり、異物感を伴ったりします。このような自覚症状がある場合は、専門医の診断が必要になるでしょう。喉頭癌の治癒率は約7割です。早期発見で声を無くさずに治せるのです。