がんと付き合うために

がんの種類

血液、リンパ

血液の癌である白血病は、白血球が悪性腫瘍つまり癌化する病気です。通常は赤い血液が、癌と化した白血球が異常増殖して白く見えることからその名がつきました。 白血病は急性と慢性とに分かれます。また、それぞれは骨髄性とリンパ性とに分類されています。日本では年間数千人もの白血病発症者がいますが、他の癌に比べれば少ないといえます。

白血病の原因は、まだ解明されてはいません。遺伝子異常が原因とされる、いろいろな血液の病気が白血病の発症率を高めていることが知られています。また、被爆者にも発症者が多く見られ、放射線も原因のひとつと考えられています。あるいは、ベンゼンなどの化学物質やアルキル化剤含有の抗癌剤も発症原因と考えられています。

白血病は遺伝するかというと、遺伝はしないと考えられています。また、伝染もしないことがわかっています。

多発性骨髄腫は、血液細胞のひとつである形質細胞の癌のことです。形質細胞とは、リンパ球であるB細胞から別れて抗体を作るために発達した細胞です。この細胞が癌細胞化して体内で異常増殖し、多発性骨髄腫などを発症します。原因は、やはりまだ解明されていません。被爆や殺虫剤等の化学薬品の影響や、ダイオキシンとの関連が考えられています。悪性リンパ腫は、リンパ節やリンパ組織から発生した悪性腫瘍(癌)で、これも血液の癌の一種です。

リンパ系組織は全身にあるので、悪性リンパ腫もすべての部位で発症する可能性があるのです。この原因もまだ解明されていませんが、ウィルス感染症の関連や免疫不全者に多く発症していることがわかっています。