がんと付き合うために

がん検診

検診の効果

癌検診は、癌の有無が判明するまでの全過程を指しています。異常がなければ定期的な検診を続け、異常が見つかれば精密検査を行います。ここで癌と診断されれば治療を開始し、異常なしや良性と診断されれば次回の定期検診を受けます。この段階を外すと、癌検診の効果は得られません。

日本の癌検診の受診率は30%以下と言われています。しかし、アメリカでは80%近い受診率を達成しています。日本では癌死亡者は増え続けていますが、欧米では減少傾向にあります。医療技術のレベルはそれほど差が無いのに、これだけの差が出ているのも癌検診の効果と言えるではないでしょうか。

また、癌を発見するだけでは効果があったとは言えません。癌を発見したことで、その癌による死亡率を減少させることができれば、効果があったと言うことができるのです。 日本で、科学的根拠により効果があると認められた検診方法がいくつかあります。

それは、胃や肺のX線検査や喫煙者の喀痰検査、大腸の便潜血検査や内視鏡検査、肝臓の肝炎ウィルス検査、乳房の触診やマンモグラフィの併用検査、子宮頚部の細胞検査などです。これらの検査によって癌の早期発見、早期治療ができれば死亡率が低下するのです。

だから、早期発見できれば、癌を怖がること必要はありません。癌検診によって精密検査が必要と診断されるかもしれませんが、それは癌の早期発見の好機と考え、きちんと精密検査を受けることが大切です。 自分のためにも、そして心配している家族のためにも大切です。