がんと付き合うために

がんの発生原因

身体活動

運動については、肥満を解消したり、インスリン抵抗性(インスリンの働きが弱まること)が改善されたり、免疫力が強化される、などの作用が考えられています。 世界保健機関(WHO)などの評価による項目で、運動により「関連が確実」と判定された項目は、結腸癌のリスクが低くなることでした。そして、「おそらく関連が確実」と判定された項目は、乳癌のリスクが低くなることでした。

肥満度を表す数値としてBMIがありますが、BMIが25以上を過体重、30以上を肥満としています。BMIとは体重を身長で2回割り算した数値で示されます。 肥満については、脂肪組織から出る女性ホルモンのエストロゲンや、高インスリン血症(インスリン抵抗性を補強するためにインスリンが大量放出されること)や、胃酸の胃から食道への逆流等の様々な作用によってリスクが高まることが考えられています。

過体重と肥満によって、食道癌、大腸癌、腎癌、子宮体癌、乳癌(閉塞後)のリスクが高くなることは「確実」とされています。 日本人などアジアの集団研究では、過体重での発癌リスクの増加は一部の癌では認められるものの、癌全体に対してはハッキリとは見られていません。逆に、痩せ過ぎによってリスクが高まることが観察されています。これは、栄養不足による免疫力の低下や抗酸化物質の不足などによるものと考えられています。

また、身体にストレスを与えることにより、血流の低下や免疫力の低下につながり、発癌の確率が高くなるとされています。そして、癌細胞は低い温度を好むため、平常時体温が36度を下回る人は発癌の確率が高くなり、体温低下により免疫力が低下するとされています。

日本国立がんセンターによると、癌を予防するために、適度の運動をし、肥り過ぎず痩せ過ぎず、ストレスを与えず、日光に当たり過ぎず、身体を清潔にすることが大切である、と言うことです。