がんと付き合うために

がんの発生原因

がんについて

年間約30万人もの方々が亡くなっている癌(がん)についてお話しします。 そもそも人間の身体は数十兆個もの細胞で成り立っています。細胞は古くなれば無くなっていき、新しい細胞ができて入れ替わります。つまり新陳代謝が行われて、バランスの取れたところで生きています。

ところが、そのバランスが崩れます。すなわち減っていく細胞よりも新しい細胞が多くできると細胞が余ってしまいます。その余ったものがコブになるのです。これを腫瘍といいます。この腫瘍が正常組織との間に明確な仕切りを作らずに境界に侵入し、増殖していく場合、悪性腫瘍であると言えます。これが癌です。昨今は悪性新生物とも言います。 そういうコブですから、どんどん大きくなります。ところが、そのスピードはわりに遅いのです。癌の種類によっては速い物もありますが、だいたい90%くらいの癌は成長が遅いのです。

その遅い速度を例えると、爪の伸びより遅いと思って差し支えありません。爪の伸びる速度は昨日、今日では全然わかりません。でも、10日も放っておくと切らないといけないという感じになります。癌の成長はその速度よりもっと遅いのです。ですから、癌も昨日、今日ではほとんど変わらないわけです。

現代の診断技術は非常に進歩していますので、2ミリとか3ミリとか、それくらいの癌でも診断できるようになってきています。

ところが、それくらいの大きさの癌に成長するのに、仮に1個の正常細胞が癌細胞に変わったとして現代医学が診断できる限界のところまでになるのに、10~20年はかかります。しかし、このくらいの癌もある程度の大きさにまで成長すると、それから先の成長速度は速くなり、1年以内に亡くなるというケースになってしまいます。

その癌の予防には第1次予防と第2次予防とがありますが、まず癌にならないように生活上で心がけることです。たとえば、タバコを吸わない(止める)とか、ビタミンC、A、Eなどが癌に有効だから多く摂取するとか、その他いろいろな発ガン性物質を避けるとか、こういうことを第1次予防といいます。 それ以上に大切な第2次予防とは、癌の早期発見です。早いうちに検診を受けなくてはいけないということですね。

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